2025.07.15ニュースリリース
神奈川県が推進する「認知症未病改善事業」の全体会が、2025年2月4日に開催され、ノックオンザドア株式会社 代表・林泰臣が参加。そしてこのたび、その模様が神奈川県のホームページにて公開されました。当日は、神奈川県とともにこの取り組みに関わる多くの関係者のみなさまと、認知症と共に生きる皆様やご家族を支える仕組みについて意見交換を行いながら、当社が開発を進めている共生プラットフォーム「ワタシテ」の進捗をご紹介いたしました。
・神奈川県ホームページ「認知症未病改善事業 全体会」掲載ページ
神奈川県「認知症未病改善事業」とは?
神奈川県では、「未病(ME-BYO)」という考え方を軸に、認知症になる前の“気づき”と“支え”を重視した、全国的にも先進的な取り組みが進められています。
この事業では、
・認知症リスクスクリーニングを行う人と場面・精度を意識した検査フローのモデル構築
・認知症未病改善につながる、多様な商品・サービスの活用を通じた地域における受け皿の整備
といった取り組みが産官学民の多様なパートナーと共に連携し進められています。
講演内容:『認知症共生プラットフォーム「ワタシテ」について』
「認知症になっても、自分らしく生きていける社会を。
その方の“これまで”と“これから”を、やさしくつないでいく。
『ワタシテ』は、そんな想いから生まれたプラットフォームです。」
「ワタシテ」は、認知症の当事者やご家族の声をもとに、その方の歩んできた人生や、伝えたい想い、日々の困りごとを簡単に記録し、支える人たちとやさしく共有するためのツールです。現在は、実際の当事者の方々にアプリケーションを触れていただきながら、毎月少しずつ改善を重ねています。
記録が「対話のきっかけ」になるように。
支援が「その人らしさ」につながるように。
そうした願いのもと、日々開発を進めています。
▼当日のスピーチ動画はこちらから(YouTube)
共に創る、共生のかたち
ノックオンザドアは、今後も神奈川県とパートナーとして連携しながら、
・「ワタシテ」の現場実装と運用支援
・デジタルと現場のあいだをやさしくつなぐ仕組みづくり
・当事者が主語となる、共生社会の実現
を目指してまいります。
誰かの大切な「これまで」が、そっと手渡されていくような仕組みや未来を、神奈川県という地域でも、みなさんと一緒に育てていけたらと願っています。
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