突然ですが、「治験(ちけん)」についてご存知ですか?
治療がうまくいかず、お薬の調整に行き詰まった時は「何か新しいお薬が発売されないかな」と考えます。
治験とは、販売前のお薬の効果や案税制を確認する臨床試験のこと。
でも、つまりはまだ発売の承認が降りていない薬。副作用はないのか、そもそも治験ってどんなふうに進めるのか・・・わからないことだらけです。そこで、てんかん患者・ご家族の皆さんが正しい知識をもって治験について判断できるよう、治験について疑問や不安を一つづつ解消したいと思います。
治験について正しい情報をまとめることで、皆さんの治療に貢献したい
nanacaraが行った意識調査によると、てんかん患者・ご家族で「治験についてあまり詳しくわからない」と答えた方は全体の81.4%。患者のみなさんにとって、治験がいかにわかりにくい精度なのかが浮き彫りになりました。
治験の情報がみなさんにとどかないこで、必要としている患者のみなさんが治験をうけられないだけでなく、臨床試験が完了しないことで、新薬の販売開始時期がおくれてしまうことも。
nanacaraでは、治験の情報をみなさんにお届けすることでてんかん治療へ貢献できると考えています。
Q治験についてご存知ですか?
実施:ノックオンザドア(株)
実施期間:2020年12月14〜12月21日
回答方法:オンライン
対象者:てんかん患者とその家族
回答数:183名
「薬の候補」が「薬」として一般的に使えるよう、発売前に実際に患者のみなさんに使っていただく臨床試験です。
治験は科学的な方法で、参加される方が人権を最優先して行われます。
研究者たちが探して生み出してきた「薬の候補」について、患者のみなさんの協力を得て効き目や副作用を調べます。
そちらをまとめたデータを国(厚生労働省)に提出し、国は効果が優れており安全性が高いことを認めた場合にのみその薬を承認します。
治験も含めた多くの段階を得て、その効果と安全性が確認され、みなさんの命や健康に役立つことが証明されてはじめて一つの「薬」がうまれます。