てんかん発作・お薬管理アプリ


(1)焦点切除手術を希望し県外の病院に入院してから、2ヶ月以上が経った頃でした。
(2)何度検査を繰り返しても、脳のどこを切ればいいのか、どうしても焦点が見つかりません。
(3)「やっぱり、手術は難しいのかもしれない……」
(4)そんなある日、一人の先生がふらりと病室に現れました。娘の脳梁離断の手術を担当してくれたA先生でした。
(5)その時すでに退職されていたA先生ですが、手術を担当する予定の先生方が「どうしても諦めきれない」と、娘のことをA先生に相談してくれていたのです。
(6)相談をうけて病院にやってきたA先生は、娘の様子を見に病室に立ち寄ってくれました。
(7)A先生はその後カンファレンスに参加し、静かにこう言われたそうです。
(8)「過去のCT、全部出して。」これまでの膨大な検査結果をすべて机に並べ、一枚一枚、食い入るように見比べるA先生。
(9)そして、ある一枚の画像の前で手が止まりました。
(10)「……ここだ。共通して悪い場所が、1箇所だけある」
(11)誰も見つけられなかった、小さな、しかし確実な原因の場所。「ここなら、切れるよ」
(12)その一言で、止まっていた私たちの時間が、再び勢いよく動き出しました。
(13)入院から3ヶ月。ついに、焦点切除手術を行うことが決まったのです。
(14)プロフィール 患児年齢:13歳(現在) 診断名:ウエスト症候群 医療的ケア:なし 服用中のお薬:オスポロット ガバペン