てんかん発作・お薬管理アプリ


模様発作があるGちゃん。畳の縁やテーブルの木目など、視覚刺激を避けて発作を防ぐために、ご家庭で工夫してきた暮らしのアイデアをお届けします。
(1)暮らしやすさをつくる、住まいの工夫 てんかんのある方とご家族が暮らす住まいには、それぞれの暮らしに合わせた工夫があります。今回は、普段なかなか知る機会のない、他のご家庭の住まいや暮らしの工夫をインタビュー。家具の配置や身近なグッズの活用など、安心・快適に暮らすためのアイデアをご紹介します。
(2)プロフィール 家族構成:父、母、兄、患児 お話をお伺いした方:母 患者の年齢:10歳 診断名:ドラベ症候群 発作頻度:ほぼ毎日 住まい:一軒家
(3)Gちゃんについて 娘が幼い頃は模様発作がひどかったため、家の中にあるさまざまな模様が目に入らないよう工夫していました。最近は背が高くなってきたため、娘の手が届かない場所に物を収納するよう心がけています。
(4)家の中の工夫 冷蔵庫と階段の安全対策 模様発作対策 ①〜⑤ 収納と床の工夫
(5)冷蔵庫と階段の安全対策 冷蔵庫には開閉防止用のロックを取り付け、自由に開けられないようにしています。また、階段には大きめのベビーゲートを設置し、一人で上らないよう安全対策をしています。
(6)模様発作対策① 娘が小さい頃は、絵本の裏表紙にあるバーコードを見ただけでも、発作が起きることがありました。バーコード部分を切り取ったり、黒く塗りつぶしたりして、目に入らないよう工夫していました。
(7)模様発作対策② 和室の畳縁にある幾何学模様でも、発作が起きることがありました。そのため、油性ペンで模様を塗りつぶし、目に入らないよう工夫していました。
(8)模様発作対策③ リビングで使用していた木目調のテーブルも、模様発作のきっかけに。そのため、DIYでテーブル全体を白く塗り、木目が見えないよう工夫しました。
(9)模様発作対策④ 扇風機の網目模様が、発作のきっかけになることも。そのため、柱を取り付け、目に入りにくい高い位置に扇風機を設置しました。
(10)模様発作対策⑤ 網戸の細かい格子柄も模様発作を誘発してしまうので、網戸のある窓には目隠しのフィルムを貼り付けて対策しています。
(11)収納と床の工夫 家の中の物は、なるべく娘の手が届かない高さの棚やカウンターの上に収納しています。また、転倒した際の衝撃を和らげるため、フローリング全体にジョイントマットを敷き、安全に過ごせるよう工夫しています。
(12)暮らしの工夫 お風呂の温度設定 脱衣所との寒暖差 緊急用のバスタオル
(13)お風呂の温度設定 疾患の特性上、お風呂での発作は多いので特に注意をして過ごしています!お風呂のお湯の温度は37度に設定。高くなりすぎて、体に熱がこもりすぎないように気をつけています。
(14)脱衣所との寒暖差 入浴前には高温のシャワーを浴室内にかけて、蒸気で温め、脱衣所との温度差を減らすようにしています。脱衣所にはセラミックファンヒーターを設置して、お風呂上がり寒くないように温めておきます。
(15)緊急用のバスタオル 普段はフェイスタオルを使って体を拭いていますが、発作時にすぐ体を覆えるように緊急用のバスタオルは脱衣所に常備しています。
(16)nanacaraスタッフの感想 バーコードや畳縁、テーブルの木目など、普段は気にも留めないものが発作のきっかけになることに驚きました。原因を見つけては対策してきた、その積み重ねが伝わってきました。お風呂まわりも、発作が起きやすい場面だからこそ、細かいところまで気を配られていると感じました。貴重なお話をありがとうございました。