てんかん発作・お薬管理アプリ


(1)全4回のラインナップ 1.避妊を考えるとき 2.妊娠を考えるとき 3.妊娠中・出産のとき 4.産後・育児のとき 正しい知識を持つことで、不安は安心へと変わります。自分らしい選択をするためのヒントを、一緒に学んでいきましょう。
(2)葉酸について
(3)1.葉酸について てんかんがあっても、しっかり準備し、薬を正しく使えば、安全に妊娠・出産できます。妊娠前から葉酸(ようさん)を飲みましょう!赤ちゃんの先天異常(神経管閉鎖障害など)が起きるリスクが下がります。
(4)葉酸を飲む際の注意 妊娠に気付く時期よりも前から飲み始める必要があります。少しでも妊娠を希望される場合は飲みましょう。薬によって葉酸過剰にならないように主治医と相談してから服用しましょう
(5)注意が必要なてんかんのお薬
(6)注意が必要なてんかんのお薬 最近は妊娠や出産に影響の少ないてんかんのお薬が出てきており、注意が必要なのは一部のてんかんのお薬に限られます。妊娠前に自分が今飲んでいるてんかんのお薬に関して注意が必要か主治医に確認できます。自己判断で内服の中断はしないでください。
(7)注意が必要なてんかんのお薬 バルプロ酸(デパケン®)女性が飲むと多嚢胞性卵巣症候群になることがあります。卵巣の壁が厚くなり排卵しづらくなります。妊婦さんが飲んでいると、子供が口唇口蓋裂や神経管閉鎖障害になりやすくなります。葉酸の予防内服をしたほうがいいでしょう。主治医と薬剤の変更や減量を相談しましょう。
(8)注意が必要なてんかんのお薬 トピラマート(トピナ®)妊婦さんが飲むと、子供が口唇口蓋裂のリスクが高くなります。子どもの認知機能にも悪い影響があります。減量については主治医と相談しましょう。
(9)注意が必要なてんかんのお薬 カルバマゼピン(テグレトール®)妊婦さんが飲むと、子供が神経管閉鎖障害のリスクが高くなります。・葉酸の内服を検討しましょう。・飲んでいる本人が骨粗しょう症になりやすくなるため、産後の骨粗しょう症に注意してください。
(10)注意が必要なてんかんのお薬 フェニトイン(アレビアチン®)フェニトイン胎児症候群と呼ばれる、口唇口蓋裂や心奇形、小頭症が知られています。子供の認知機能にも悪い影響があるため、できたら薬剤変更が推奨されます。
(11)注意が必要なてんかんのお薬 フェノバルビタール(フェノバール®)妊婦さんが飲むと、子供が口唇口蓋裂、心疾患のリスクが高くなります。子供の認知機能にも悪影響があるため、できたら薬剤変更が推奨されます。
(12)安全に使用できるてんかんのお薬
(13)安全に使用できるてんかんのお薬 レベチラセタム(イーケプラ®) ラモトリギン(ラミクタール®) 妊婦さんでも安全に内服できるといわれています。どちらもいいお薬ですが妊娠中に血中濃度が下がりやすくなります。妊娠中に定期的な血中濃度測定と増量が必要です。
(14)パートナーへの伝え方
(15)パートナーへの伝え方 妊娠出産は女性の体にとても負担がかかる時期です。できれば妊娠前にパートナーの方とてんかんについて話し合っておくといいでしょう。発作の時の対応など家族の方の協力が必要な場面も多いです。外来でパートナーと一緒に説明を希望される場合は主治医にお知らせください。どのように説明するのが望ましいか前もって相談が可能です。
(16)【妊娠を考えるとき】まとめ ①葉酸を早めに始める ②お薬は自己判断で中止しない ③安全に使用できるお薬もある ④パートナーと一緒に考える
(17)\合わせて確認しておきたい/ 【いつでも共通して大切なこと】1.てんかんのお薬は、自分の判断でやめない 2.どんな発作か、どのくらい起きているかを説明できるようにしておこう 3.困った時は、一人で抱え込まず、主治医や医療スタッフに相談しよう
【この記事の監修】
堀口 明由美 先生 てんかん専門医/自治医科大学所属